お金持ちがやっている行動習慣
富は偶然手に入るものではなく、鍵を握るのは計画。
資産管理会社の新実株式会社の調査によれば、
投資家の77%が具体的な目標を定めて貯蓄や
投資に励んでいるのだそうです。
つまり資産を築くためには、「やることリスト」を
書いて真面目に実行するタイプの人が有利だということ。
もしもそうでないのなら、自分を変えていくべきと主張しています。
その場の感情や思いつきに任せて行動しているだけでは、
資産をつくることは不可能。行き当たりばったりだと、
経済的な目標を遠ざける対象や人間関係に時間や労力を
費やしてしまうことになるかも。つまり味方にすべきは、
細かな目標と計画だということです。
計画を立てるとは、決断すること。お金持ちになるために
必要なことを、ぬかりなくひとつひとつ緻密に
考えていくことが大切だという考え方です。
お金持ちになるための行動その①
「具体的な計画を立てる」
自分の経済的な目標について、
もう一度考えてみることをすすめています。
「1000万円貯めたい」
「早く仕事を辞めたい」
「不動産を所有したい」など、
漠然とした夢であったとしても問題はないそうです。
なぜなら、それらは原稿の下書きのようなものだから。
大切なのは、それらを目標設定のフレームワークを用いて、
詳細かつ具体的に変えていくこと。
それぞれについて、以下の法則を当てはめて考えてみるべきだというのです。
・具体的(Specific)
・測定可能(Measurable)
・達成可能(Attainable)
・現実的(Realistic)
・期限付き(Timeframe)
自分の目標がこの基準に則しているかどうかを確認すれば、
漠然とした目標を具体的な計画に変えることができるわけです。
たとえば「不動産を所有したい」という漠然とした目標も、
次のように書き換えることが可能になります。
不動産に関する目標
・総額3000万円の不動産ポートフォリオを構築する。
・5年以内に実現する。
・小さな賃貸アパートを数軒購入する。
・エリアは学生街。
・銀行の不動産融資を活用する。
・自分の預金を手付金にする。
目標を立てたら、中間目標(1カ月、3カ月単位など)
を設定した詳細な計画を作成すべき。
プロジェクト管理で用いられることの多い
「ガントチャート」と呼ばれる工程管理表を作成し、
タスクや活動の進捗を週単位や月単位で測ると効果的だそうです
このように、紹介されている習慣はとても実践的。
もちろん紹介されていることすべてを実践するのは
簡単なことではないでしょうが、経済的に
成功している人はこれらを実践しているのだと著者はいいます。
だとすれば、彼らと同じ道を進むことを目指すべきかもしれません。