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「脳が疲れている人」7つの症状

 

現代社会を生きる私たちは、

日々膨大な情報にさらされ続け、

長時間のデスクワークをし、

常に脳を酷使せざるを得ない環境下にいます。

 

そのような状況のなかで

当然引き起こされる問題と言えば「脳の疲れ」でしょう。

 

今回は、多くのビジネスパーソンに共通の悩みでもある

「脳の疲れ」の症状を7つ指摘します。

 

【症状1】身体の疲れがとれない

「休み明けなのに身体がだるい」

「肩こりがひどい」「眼の奥が重い」など、

日々の生活で身体面の疲れを感じることはないでしょうか

「すべての疲労は脳の疲れが原因」

 

過度な仕事や人間関係の悩みなどを

脳はすべてストレスとして受け取り、

さまざまな指令を出して対処にあたります。

 

ところが、強いストレスが続くと脳の処理量が

一気に増えてしまうことに。

結果、本来の働きができなくなり、

身体に「疲れた」という警報を送るそうです。

身体面の疲労がとれないときは、

脳が疲れているのではないかとまずは疑ってみましょう。

 

【症状2】物事に飽きやすい

「仕事の途中でなぜか飽きてしまい、手が止まる」

ということはありませんか。

「飽きる」という感情も、脳の疲労のサインです。

 

同じ作業を長時間続けると、

脳内の一定のネットワークに負荷が集中し、

その部分の神経細胞が酸化ストレスにさらされてしまうとのこと。

これにより、脳の神経細胞は劣化し、

情報処理能力が低下。脳のネットワークから

同じ神経細胞を使わないで」とストップがかかり、

それが「飽きた」という感情として表れてしまうそうです。

 

【症状3】ネガティブ思考から抜け出せない

 

「過去の失敗が頭から離れない」

「今後の仕事に対する不安がどうしても拭えない」

など、仕事で悩みはつきものですよね。

しかし、悲観的な思考をずっと繰り返してしまう場合は要注意。

それもまた脳の疲れのサインです。

 

過去や未来のことを悲観してネガティブに

考え続ける反芻思考は、

脳がぼーっとしているときに

働くDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)が

過剰活動している状態なのだとか。

悲観視が過ぎる場合は注意が必要です

 

【症状4】怒りを制御できない

些細なことでもイライラを抑えられない……。

こんなふうに怒りを制御できない背景にも、

脳の疲れが関係している可能性があります。

 

怒りをはじめとする感情の制御・コントロールは、

大脳新皮質のなかにある前頭前野が担っているそうです。

 

つまり、脳の疲れが原因で前頭前野

活動が鈍くなった結果として、

怒りの情動を抑えられないという症状が現れてしまうのです。

 

【症状5】物忘れやうっかりミスが多い

「取り次ぎの相手の名前を忘れた」

「上司から指示された急ぎの要件をやり忘れた」など、

物忘れやうっかりミスも脳の疲れによるもの。

 

ワーキングメモリは一時的な記憶を脳に

保存する役割を担っており、

その日に会った人の名前ややるべきタスクを

覚えておくといった働きをします。

ところが、脳が疲労している場合、

このワーキングメモリの容量が小さくなって

記憶力が低下してしまうのだそう。

物忘れやミス連発の背後には、やはり脳の疲れが潜んでいるのです。

 

【症状6】文章や会話を理解しづらいときがある

「資料を読んでも内容が頭に入ってこない」

「相手の話がよく理解できず、会話に疲れてしまう」

といった状態も、脳の疲れによるワーキングメモリの

機能低下が関係しています。

 

たとえば文章を読むときは、直前に読んだ文の内容を

一時的に記憶しておき、次の文章とつなげることで

文脈が理解できますよね。

 

会話も同様、それまでの話を覚えておき、

それに応じて言葉を返すことで成立します。

これらに役立っているのがワーキングメモリです。

ところが、脳が疲労してワーキングメモリの容量が小さくなると、

その機能が十分に発揮されなくなります。

結果、文章の内容をうまくとらえられなかったり、

会話のテンポについていけなかったりといった状態に陥るのです。

 

【症状7】やる気が起きない

「目標に到達しても達成感を感じられない」

「仕事のモチベーションが上がらない」など、

意欲が減退していると感じていませんか。

 

じつは、脳の疲労が続くと、 やる気に関わる神経伝達物質

ドーパミン」の放出が妨げられるのです。

 

私たちの脳はエネルギー源として主にグルコースを使いますが、

脳の酷使はグルコースの大量消費を促します。

その過程で大量に発生するATP(アデノシン三リン酸)が、

ドーパミン放出をブロックしてしまうのだそう。

イマイチやる気が起きないのは、脳を使いすぎて疲れているからなのです。

以上をまとめるとこうなります。

みなさんはいくつ当てはまったでしょうか?

 

改善策はこれ!

脳の疲れをとるために、「アクティブレスト」と「パッシブレスト」

という2つの休息法の使い分けです。

 

アクティブレストは「積極的休養」とも呼ばれます。

身体を動かしたり趣味に興じたりして脳を

リフレッシュさせる方法です。

 

特におすすめしたいのが、緑豊かな公園でのウォーキング

森を散歩することでストレスホルモンの

コルチゾールが16%も低下したという結果が出ています。

 

一方のパッシブレストは「消極的休養」です。

家で何も考えずぼーっとしたり軽く横たわったり

といった過ごし方が該当します。

ここでは、呼吸に意識を向ける「マインドフルネス瞑想」をすすめましょう。

マインドフルネス瞑想を行うことでDMNの過剰活動が抑えられるのだそう。

さらに、これを継続するとコルチゾールが出にくい状態になるとのこと。

疲れにくい脳に変わり、脳疲労の予防にも役立つでしょう。


脳の疲れを解消して、仕事のパフォーマンスを上げていきましょう!